[戻る]
 2011年11月25日(金)   完了検査終了











3年ほど前から進めてきた、2階建ての石場建て住宅が

まもなく完成します。現場は最終調整に入っています。

本日は、民間検査機関による、完了検査を受け、

無事合格の運びとなりました。

なぜ、こんな小さな建物に3年以上の月日を必要としたのか。

それは、平成19年6月の建築基準法改正に遡ります。

この年の前、建築界に衝撃が走りました。

記憶にも新しい、「耐震偽装事件」です。

この事件が、私たち木造界の人間にも大きな影響を与えることに

なるとは、まったく想像もつきませんでした。

いくつかの改正ポイントの中に、石場建てのような基礎のない

建物に対して、今までの特例が適用されなくなり、大きなビルを建てる

ような手続きをしなければ、建てることができなくなってしまったのです。

これは例えて言うなら、普通電車に乗るのに、飛行機に乗るようなボディーチェックを

受けるような過剰な手続きです。

少なくなっている、伝統建築をさらに窮地に追い込む法律だとして賛成できないのです。

この手続きは今でも変わっていませんが、国に対して具体的な意見を述べていく為に

正面から取組んだのが、この物件です。

建主さんの協力無くして、この仕事は成立しなかったのですが、

3年の月日を経て、ようやく完成が見えてきました。

まずはつくり始めるまでが、大変だったのですが、

これについては、またどこかで書きたいと思います。

12月18日に完成見学会を行う予定です。またお知らせしますが、

是非、現代版石場建て住宅をご覧頂きたいと思います。
▲top